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悪夢の高速増殖炉「もんじゅ(福井)」と「常陽(茨城)」


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この記事の所要時間: 452

福島第一原発が大暴れして、国民の命を脅かしてくれましたが、

まだまだ、怖いものが国内に存在します。

高速増殖炉というやっかいものです。

これは国内に2つあります。

福井の「もんじゅ」

茨城の「常陽」

軽水炉(今回の福島の原子炉)より早く開発が始まったのに、

商業利用化にこぎつけた国はです。

実験中に事故が続き、フランス、アメリカ、イギリスなど

みな、開発を諦めましたが、

日本はいまだに頑張っています。

というより、「もんじゅ」「常陽」2つともトラブルを起こしています。

下のほうに詳しく記載します。

原子力発電の仕組みを簡単に説明すると、

(軽水炉)→ほとんどの原子力発電所がこの種類です。
中性子をウラン235にぶつける → 核分裂 → 中性子が飛び出す →ウラン235にぶつかる
これを繰り返します。水によって中性子が減速し、ゆっくり上記の動作を繰り返していきます。
(これが一気に行われると、核爆弾のようになります)

(高速増殖炉)
中性子をプルトニウム239にぶつける → 核分裂 → 中性子が飛び出す → プルトニウム239にぶつかる。
                          →ウラン238が出現→プルトニウム239になる。これに中性子がまたぶつかる

軽水炉だと、ウランに中性子があたり、ウランの数が減っていきますが、
高速増殖炉だと、途中でプルトニウムが生成されるので、プルトニウム(燃料)の減少が少ないのです。

それで、効率が良い、「夢の原子炉」などと呼ばれてきたのです。

高速増殖炉の仕組みを詳しく知りたい方はこちら → 高速増殖炉とは何

上記だけを聞くと良い話に聞こえますが、

下記のような恐ろしい特徴を持っています。

1.核暴走しやすい
  →軽水炉の250倍の速度。一瞬にして手がつけられなくなる。
  →燃料がちょっと変形しただけで核暴走する。
  →ナトリウムに泡が入ると、一気に出力拡大し、暴走する。

2.冷却材がナトリウム
  →空気に触れると燃え、水に触れると爆発。コンクリートに触れても爆発。鉄も溶かしてしまう。
  →不透明なので、炉の中が見えない。ロボットによる手探りしかない。

3.プルトニウム(猛毒)を使う
  →1gで数百万人を殺すことができる猛毒である。
  →再処理工場は事故が無くても、原発の数百倍の放射能を垂れ流す。

4.地震に弱い構造
  →軽水炉300度に対し、高速増殖炉は500度で運転している。
  →パイプを10倍以上長くする、パイプが膨張するので固定しないで動くように取り付ける。
  →大地震があったら、諦めてもらうしかない。

箇条書きにしただけで恐ろしい内容です。
詳しく知りたい方は先ほどのページをどうぞ → 高速増殖炉とは何

さて、「もんじゅ」ですが、

こちら、アナウンサーにも嫌われているようです。

「高速増殖原型炉もんじゅ」が正式名称なのですが、

なかなかうまく言えません。

「こ・う・そ・く・ぞ・う・しょ・く・げ・ん・け・い・ろ・も・ん・じ・ゅ」

さあ、みんさんも挑戦してみましょう。(笑)

2010年8月26日、炉内中継装置(重さ約3トン、長さ12メートル)が、

吊り上げ作業中に、炉内に落ちてしまいました。

24回、引き揚げ作業を行いましたが、すべて失敗。

落下の衝撃で装置が変形し、原子炉容器に引っかかり、原子炉から抜けない状態。

これ、

燃料棒が入ったまま、取り出せない状態になっているそうです。

つまり、運転もできない、停止もできない。

ずっと冷やし続けるしか今のところないみたいです。

毎日5500万円の国費をかけて。

ちなみに、この「もんじゅ君」

2兆円4000億円以上費やして、1ワットも発電できていません。

超、金食い虫の暴れん坊です。

いま、すねて殻に閉じこもっています。

こんな、子供欲しくありません。

地震が来たら、大ピンチです。

が、燃料の出入り口にものを落として塞がってしまったので

何もできません。

2011年2月14日に

装置を現場で担当する燃料環境課長が敦賀市の山中で自殺し、遺体で発見されました。

こんな、恐ろしいものが福井にあるのです。

今回東北がやばくなりましたが、関西方面ものんびりとはしていられません。

冷却材が水じゃなくてナトリウムっていうのが厄介です。

水をかけると燃える、

コンクリートに触れると爆発。

どうすりゃ良いんでしょうね。これ。

これこそ、

「火に油を注ぐ」

そのものです。

そんなのが、福井にあると思えば、

茨城県大洗町

「常陽君」がいます。

今回の地震で本当に影響はなかったのでしょうか?不安です。

こちらもトラブルを起こしています。

6本の固定ピンを原子炉容器内に落としてしまいました。

ナトリウムの海の中でピンを探して取り出すなんて、

どうするんでしょう。

修理には数年の歳月と、40~100億円の費用がかかるそうです。

↓ナトリウムと水を反応させるとこんな風になります。
これが冷却材です(恐)

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悪夢の高速増殖炉「もんじゅ(福井)」と「常陽(茨城)」 への2件のコメント

  1. ponyopuuuuu より:

    常陽くんのお膝元、茨城に住んでます。
    『もんじゅくん』『常陽くん』、私も個人的に調べて非常にヤバいシロモノであることは十分に理解しました。
    しかし、2つの原子炉建屋の構造が若干というか大分違うことが解りました。
    『もんじゅくん』の場合は原子炉と格納容器の間は、ナトリウム漏れによる火災を防ぐために窒素ガスが入っています。しかし『常陽くん』を見てみると、原子炉容器の外側になんと『黒鉛くん』がいらっしゃいます。
    あの、チェルノブイリ原発で大火災をもたらした黒鉛くんに、水、空気に触れただけでハンパない燃え方をするナトリウムくんが想定外の出来事で漏れ出たら…常陽くんの規模は小さいとはいえ、事故で止まっているとはいえ、恐ろしい出来事が起こるのでは…とビビッています。
    詳しくは、常陽くんHPの原子炉の構造を紹介しているページとオンライン照射装置の図を総合すると上記のことがわかります。
    余談で、国道6号を北上していくと、交差点名が『核融合入り口』という所があります。。。
    常陽くんHP:http://www.jaea.go.jp/04/o-arai/joyo/

      

    • もにぽ より:

      ponyopuuuuuさん

      もにぽです。コメントありがとうございます。
      『核融合入り口』ネットで見つけました。恐ろしすぎる交差点です。
      黒鉛の件もネットで調べてみましたが、存在するようですね。
      「もんじゅ」と「常陽」を調べたときは、ここまでは気付きませんでした。
      黒鉛の件については、じっくりと調べてみたいと思います。
      いい情報ありがとうございます!

        

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